yuranokaの日記

なんか書きます

わたしと彼との和解

お金にならない学問こそが偉いのだと思っていた。けれど今の研究者の様相はかなり悪くみえる。これは利潤のみを追求し、金にならない基礎研究を軽視する現代の資本主義社会がわるいと思っていた。けれどもこの国の所得がへり課税負担が増え未来に対する展望が暗く見える今、それは間違いだったのではと思うようになった。余裕がないのはお金がないからだ、利潤の追求を私たちの国が怠った結果ではないだろうか?コロナのワクチンをアメリカは新しい技術を結実させ素早く完成させた。中国でもロシアでも自国製のワクチンは完成した。日本ではいまだに治験中だ。

貧しさへのゆるやかな受容ではなく成長への渇望が必要だったのではないだろうか。

お金に貪欲に食らいつくような姿勢が、見方が、私には欠けていた。そう思う。

資本主義は悪ではなかったのかもしれない。

「資本主義が苦手な人のための経済学」は左寄りなわたしにとってちょうどいい経済学の本だった。資本主義が現在の世界に与えた影響について語る「サピエンス全史」も。