一言でいえば心の拠り所だ。
神が有能で信じることで現世利益的なものが手に入るからではない。
人がなにかを愛したいという欲求から要求されるのが神の存在なのだと思う。
人間を信じ愛すれば大抵は裏切られたり、失望したり、別れがあったり、悲しい思いをする。
人間は限りある存在であるのでいつかはいなくなる。例え生涯を共にしようとも死別は免れない。
動物の存在も慰みになるし、言葉を喋らない分、裏切られたり、嘘をつくこともない。
だけど、やはり有限の存在だ。
一緒にいられるのは限られた時間であり、別離は悲しみである。
神は全知全能で、無限で、不干渉だ。
いくら呼びかけても応えが返ってくることはない。
裏切りも嘘もない。
責めてくることもない。
いくら悪態をついても喧嘩にはならない。
だからこそ、一心に愛することができる。
人は愛されるよりも愛することで幸せを感じることができる。
なんでも受け入れてくれるブラックホールのような存在が神である。
自分の存在を許すことができないとしても、寄り添い無口でいてくれるのが神の存在だろう。
満たされない愛の捌け口として、神の存在は要求されるし、正しくありたいと人が願うからこそ戒律もうまれるのだ。
サンキュー、GOD。愛してるよ。
🤗🤗🤗