yuranokaの日記

なんか書きます

アナ雪2めちゃ良かった(ダイマ)

アナ雪、1より2が断然好き。人それぞれ感じ方は違うとは思うけど。‬前作のもう誰とも関わりたくない、1人で氷の城に閉じこもりたいという気持ちは確かに分かる。肉親すらとも関わりたくないときがある。


今作の自分が何者か分からず、旅に出ようとするエルサを運命に負けたとは思いたくない。
彼女は自分の意志で進んでいったのだと思っている。

運命を押し付けられたのではない、彼女自身が見出したのだ。と、私は言いたい。


例えは違うかもしれないが、謎の病気に苦しんでいる人がやっと病名を与えられ診断をくだされる時。それは安堵をもたらすことがある。
自分が求めていた答えがある意味そこにあるからだ。
病識を得ることでやっと自分の苦しみの原因や、得体のしれないことへの恐怖、そしてこれからの身の振り方を考えていくことができる。

自分が何者かを知らずに彷徨うよりも、例え残酷な答えであっても知りたくなるのが人間だと思う。
そして、自分の正体を知り、自分に課せられた役割を知っても、それに自分の存在意義を見出して安心することもあるだろう。

私はだから、彼女が人と違う理由が明かされて良かったと思ってるし、普通の人間でないことを悲劇と捉えたくはない。

彼女は強くて、自分の大切なものを守ることのできる力を授けられた。
それはとても素晴らしい贈り物だと思う。


正直、ただの根明キャラだと思っていたアナが今作で大きく印象がかわった。何の力も持っていなくても、たった1人でも何が正しいかを考え信じ歩んでいく。

正しいことを一歩ずつやるしかないと進んでいくアナにとても励まされた。私も一歩ずつ進んでいくしかない。

ディズニーがポリコレを掲げるとき、なんだか抹香臭くて反発してしまいたくなる。
でも、過去を反省し、新しく正しい物語を語ろうとするところはアメリカという国のとてもいいところだと思う。
理想が理想に過ぎなくても、美しい理想を語ることには大きな意味があると私は思う。(いわゆる押し付け××というものに対して)
だからこそ、ディズニージャパンのステマ騒動にはがっかりした。


ダムが壊されてアレンデールの街が破壊されなかったことに対する批判をみた。
過去を清算するために彼らの街は破壊されるべきだったと。それでこそカタルシスだと。

しかし、アレンデールは前作から時が経ち移民を受け入れて人種が増えたと描写されている。移民の彼らが、自分たちとは関係のない過去のことで被害を受けるべきだろうか?
そもそも、友好の証と信じられていたダムを贈り、それが侵略だと知らなかったアレンデールの民たちに責任はあるだろうか?
どんな大義名分であっても報復は報復であって、復讐の連鎖が生まれないために、彼らの街が守られて良かったと思う。

ダムを壊すという判断と街を守ること。
アナが何が正しいことかを考え、
エルサにその力があったからこそ迎えたハッピーエンドだ。

ずっと家族と一緒にいると例え好きな相手であっても息がつまることもある。
だから、1人暮らしをしたり別々に住むことでより関係が良好になることだってある。
何よりいつでも気兼ねなく迎えてくれて、いつでも駆けつけることのできる仲の良い姉妹なのだから。